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12年後も隙間にゴミが溜まりにくい石塔へ納骨した事例|八千代市 Y・K様

この工事のポイント

石塔の裏に彫られた「平成二十六年三月吉日 建之」の文字

石塔の裏。平成二十六年三月の建立です

建立から12年たった石塔と墓誌を正面から

12年後の今。納骨の日の石塔と墓誌

八千代市のY・K様。2014年(平成26年)に近藤石材店で石塔を建てさせていただいたお墓に、このたびお父様の正夫(ただお)さんを納骨しました。12年ぶりにじっくり見たお墓は、ゴミが溜まるような隙間もなく、今もきれいなままでした。

石塔の裏に彫られた建立年

① 12年前に建てた石塔に、ご主人を納骨

平成26年に石塔を建てさせていただいたご家族から、今回は納骨のご依頼をいただきました。同じ石屋が、建てたお墓のその後まで見届けられるのは、ありがたいことです。

ご家族が手づくりしたコンクリートの外柵と石塔の全景

② 外柵は、お父様と息子さんの手づくり

白い外柵は、鳶のお仕事をされていたお父様と息子さんが、お二人で型枠を組んでつくったものです。門柱の「正」の字は、お父様のお名前の一文字。私たちはその外柵に合わせて、石塔・墓誌・灯籠などの石を据えました。

石塔の台石と外柵が接するところ
墓誌の台と外柵のあいだ

③ 変な隙間はつくらない。つくるならコーキング

石と石、石と外柵のあいだに、ゴミや土が入り込む隙間を残さない。どうしても空くところにはコーキングを打つ。灯籠の台の足元も、くり抜かずに線彫りで。12年前も、今とまったく同じ考え方でした。

工事データ
場所 千葉県八千代市の墓地
石塔の建立 2014年(平成26年)3月/近藤石材店
今回の工事 2026年9月27日 納骨(納骨前のお墓の掃除)
ご依頼 お父様の納骨
当社の担当 石塔・墓誌・灯籠・塔婆立ての笠
外柵 ご家族の手づくり(コンクリート・型枠から)
こんな方に これからお墓を建てる方/建てたあとの10年後の姿が気になる方/遠方に住んでいて、なかなかお参りに来られない方

「うちのお墓も、10年後どうなっているんだろう」と思ったら、スマホで今のお墓の写真を撮って、LINEで送ってください。写真を見て、気になるところをお伝えします。

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お電話は 047-488-5054(24時間受付・AI対応)

ここから先は、12年たったお墓の様子を順番にお見せします。建てた直後の写真ではなく、「12年後の今」の写真です。

生まれた土地に、お墓を

Y・K様がお住まいなのは、大網白里市。八千代からは、車でもそれなりにかかる距離です。

それでも、もともとのご実家がある八千代に、お墓を建てることにされました。なかなか来られないけれど、やっぱりここに。そういうお気持ちだったのだと思います。

そして今回、そのお墓に、お父様の正夫(ただお)さんが入られることになりました。

八千代市の墓地。白い外柵と黒い石塔の全景
納骨の日のお墓。白い外柵はご家族の手づくりです

外柵は、親子二人でつくったもの

このお墓でまず目を引くのが、白いコンクリートの外柵です。

実はこれ、石屋がつくったものではありません。鳶のお仕事をされていたお父様の正夫さんと、息子さんのお二人で、型枠を組んで、コンクリートを流してつくられたものです。

門柱に抜いてある「正」の字は、正夫さんのお名前から一文字。ご家族からも「ここはぜひ見せてほしい」と言われた、お父様の傑作です。すごいな、と正直に思いました。

近藤石材店がお手伝いしたのは、石の部分です。石塔・墓誌・灯籠と、塔婆立て(卒塔婆を立てるところ)の上の笠(かさ)の石。手づくりの外柵にきちんと収まるように、据えさせていただきました。

12年前の石塔に、刻まれていたもの

納骨の準備をしながら、石塔の裏を見ました。

「平成二十六年三月吉日」。2014年の春、ご家族4人のお名前で建てられた石塔です。今年で12年になります。

石塔の裏に彫られた「平成二十六年三月吉日 建之」の文字。お名前はぼかしています
石塔の裏。建立の年月だけ残して、お名前はぼかしています

変な隙間は、つくらない

12年たったお墓で、私たちがいちばん確かめたかったのは、石と石のあいだ、石と外柵のあいだでした。

お墓が汚れていく原因の多くは、こうした「隙間」から始まります。隙間に落ち葉や砂が入り、そこに湿気が溜まり、苔や草が出てくる。一度入り込んだゴミは、ほうきでは取れません。

だから近藤石材店は、ゴミが溜まるような変な隙間はつくらない。どうしても空いてしまうところには、コーキング(すき間を埋めるゴムのような充てん材です)を打って、ふさいでおきます。

石塔の台石と外柵が接するところ。ゴミが入り込む隙間がない
石塔の台石と外柵のまわり

墓誌の台と外柵のあいだ。細いところもふさいである
墓誌の台と外柵のあいだ

12年前のこのお墓も、ちゃんとそうなっていました。今の私たちが「こだわり」として続けているやり方は、12年前から変わっていなかった。その証拠を、自分たちの目で確かめられた一日でした。

くり抜かずに、線で彫る

もう一つ、見ていただきたいところがあります。灯籠の台の、いちばん下の波のような模様です。

ここは本来、「おがみ」と呼ばれる形にすることがあります。台の下を石ごとくり抜いて、足が付いているような凸凹をつくるやり方です。見た目は立派ですが、くり抜いたところには、どうしても土やほこりが入り込んで溜まります。

そこでこの灯籠は、くり抜かずに、表面に線を彫るだけで形を表しました。雰囲気は残して、ゴミが溜まる場所はつくらない。12年前から、こんな細かいところまで気にしてつくっていました。

灯籠の台の下の模様。くり抜かずに線を彫るだけで表している
台の下の波の模様は、くり抜かずに線彫りだけ

12年後の、きれいなお墓

正直に書いておくと、納骨の前にお墓の掃除をしていますので、写真はそのぶん少しきれいになっています。

それでも、12年たった石塔の磨きの艶、隙間のない足元は、掃除だけでつくれるものではありません。建てたときの「つくり方」が、そのまま12年後の姿になって出ています。

お墓の本当の価値は、建てた日の美しさではなく「10年後の姿」で決まる。『お墓リフォームの専門家』として、いつもそう考えて工事をしていますが、今回はそれを、実物で見せてもらったような気がします。

「10年後の姿が大事」と口で言うのは簡単です。でも、12年前に建てたお墓を見ていただければ、それが今になって言い出したことではないと分かっていただけると思います。

遠くからなかなか来られないご家族にとって、来たときにきれいなお墓であること。それがいちばんの安心だと思います。

🔨 5代目のひとこと

うちは石だけのお手伝いでしたけど、昔から変わんなかったですね、12年前から。変な隙間はつくらないで、空くところにはコーキングを打つ。今日行って、ああ、本当にそのやり方でやってたんだな、と。12年たっても、結構きれいなお墓でした。まあ、納骨の前に掃除したんで、多少はそのぶんきれいになってますけどね。灯籠の台の下も、本当は「おがみ」っていってくり抜いたりするんですけど、そこはどうしても土やほこりが溜まるから、線を彫るだけで表現してある。よくやってたよ、12年前から。外柵はお父さんと息子さんの二人で型枠を組んでつくったそうで、それもすごいなと思いました。

Y・K様にいただいた疑問・ご質問

Q. 何年も前にお墓を建ててもらった石屋さんに、納骨だけお願いしてもいいのでしょうか?

A. もちろんです。今回のように、10年以上前に建てさせていただいたお墓の納骨も承っています。建てたときのことを知っている石屋が伺うので、お墓の状態もあわせて見させていただきます。

Q. 遠方に住んでいて、なかなかお参りに来られません。

A. Y・K様も大網白里市からのお参りです。千葉県内を中心に(八千代市・船橋市・千葉市・佐倉市・印西市など)、遠くの方からもご相談をいただいています。まずは今のお墓の写真をLINEで送っていただければ、気になるところをお伝えします。

Q. 外柵だけ自分たちでつくったお墓や、ほかの業者さんがつくった外柵でも、石塔をお願いできますか?

A. できます。今回のお墓も、外柵はご家族の手づくりです。今ある外柵に合わせて、隙間をつくらないように石塔を据えます。

平成26年 → 12年後

石塔の裏の建立年「平成二十六年三月吉日」

平成26年3月に建立

12年後、納骨の日のお墓の全景

12年後、納骨の日の姿

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執筆:有限会社近藤石材店 5代目 近藤洋(創業1925年・千葉県八千代市佐山1837-1・TEL 047-488-5054)

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