端の一枚まで、ぴったり納まる。DIYの玄関前の石張りを、御影石と砂岩のカットだけでお手伝いした事例|印西市 U・S様
- 印西市のU・S様。ご自宅の玄関前の石張りをDIYで進めていらっしゃって、石を切るところで手が止まっていました。
- お預かりしたのは御影石と砂岩の2種類。八千代市佐山の自社工場で寸法どおりに切り、切り口は手作業で整えました。
- 端の一枚までぴったり納まって、「とてもきれいな加工で、お願いして良かったです」とお言葉をいただきました。
あと数センチが、切れない
買ってきた石を、玄関前に一枚ずつ並べていく。ここまでは、思ったよりも順調に進みます。
手が止まるのは、石を切る場面です。角を少し落としたい。あと数センチだけ詰めたい。DIYで石を貼った方から、私たちがよくうかがうお話です。
印西市のU・S様も、そうでした。ご自宅の玄関前の石張りをご自分で進めていらっしゃって、やってみると石材の加工が思ったよりも難しかった。それで、ネットで石材加工をしてくれるところを探していらっしゃったそうです。
石は、入らないものはどうやっても入りません。無理に割れば角が欠けますし、欠けた角は元に戻せない。あと数センチ、というところで作業そのものが止まってしまいます。
近藤石材店を選んでくださった理由は、「ホームページやSNSを見て良さそうだったから」と「スタッフ・職人の対応や人柄」。アンケートで、この二つに丸を付けてくださっていました。ありがたいです。
お預かりしたのは、2種類でした

お預かりした石と、寸法を書いたメモ。御影石と砂岩の2種類でした。
白い御影石と、やわらかい色の砂岩。硬さの違う石が2種類、寸法を書いたメモと一緒に届きました。
この「寸法を書いたメモ」が、実はとてもありがたいんです。どこをどれだけ詰めたいのかが数字で分かれば、こちらは迷わずに刃を入れられます。
お墓の石を切る機械で

石を切る機械で、印を付けた線どおりに。水をかけながら、ゆっくり進めます。
石屋の工場には、お墓に使う御影石を切るための機械があります。硬い御影石が切れる機械ですから、玄関前に使う石を寸法どおりに切るのは、私たちにとってはいつもの仕事です。
1925年から石を切ってきた工場が、そのまま千葉県八千代市佐山にあります。近藤石材店は『お墓リフォームの専門家』ですが、工場でやっていることの中身は、お墓もお家の石も変わりません。線を引いて、水をかけて、ゆっくり刃を入れていく。それだけです。
水をかけるのは、刃と石を冷やすためです。ゆっくり、というところが大事で。ここを急ぐと、いい切り口になりません。
切ったあとに、もうひと手間

細かいところは手作業で。切り口を整えていきます。
機械で切ったら終わり、ではありません。切り口は、そのあと手作業で整えます。
ここを飛ばすと、貼ったときに角が気になるんです。切りっぱなしの角は、指で触ると分かるくらいにわずかに立っている。その一枚だけ、並べたときに浮いて見えます。
目地(石と石のつなぎ目のことです)が細くなる貼り方をされる場合は、なおさらここが効いてきます。隣の石とぴったり合わせたいのに、角が立っていると、そのぶんだけ隙間が開いてしまうので。
完成すると、この手間は誰にも見えません。見えないところにひと手間かける、という考え方は、お墓の工事で私たちがずっとやってきたことと同じです。
細長い御影石と、三角の砂岩

細長く切り分けた御影石。
御影石は、いただいた寸法どおりに細長く切り分けました。

四角い砂岩は、対角線で半分に切って三角形に。
四角い砂岩のほうは、対角線で半分に切って三角形にしました。三角の石が入ると、まっすぐな線だけでは埋まらないところが埋まります。玄関まわりの表情も、少し変わります。
仕上がりを見て、「とてもきれいな加工で、お願いして良かったです」とお言葉をいただきました。石を切っただけなのですが、こういうお言葉は本当に嬉しいです。
石ひとつからで、大丈夫です
お墓の工事のご相談でなくても、大丈夫です。DIYで貼っている玄関前の石。庭に置く石。ホームセンターで買ってきた一枚。石ひとつからでも、近藤石材店ではお引き受けしています。
玄関前の石は、これから毎日そこを通ります。10年経っても20年経っても、石は石のまま残ります。だからこそ、端の一枚がぴったり納まっているかどうかは、思っている以上に長く効いてくるところです。
ご自分で貼られた玄関前は、きっとこの先ずっと自慢になると思います。その最後のところで手が止まってしまったら、切るところだけ、こちらでやりますので。
八千代市のお客様では、ホームセンターで買ったレンガブロックを2cmだけ詰めるお手伝いをしたこともあります。「レンガブロックがはまらなくて…」最後のピースを埋める、2cmカットのお手伝い|八千代市 K・J様も、よろしければご覧ください。
施工前 → 施工後
お預かりしたとき。寸法メモと一緒に。
切り上がったところ。切り口も整えて。
🔨 5代目のひとこと
石を扱った経験がある方でも、ご自分で石を手に入れて貼るとなると、端のカットはなかなか難しいと思います。一応貼れたとしても、端のところをぴったり合わせるのは、やっぱり加工が難しいんです。ちょっとしたことかもしれないけれど、入らないものは入らない。声をかけていただければ、そこはこちらでやりますので。うちなら、どんな加工でもある程度は対応できます。どうぞご相談ください。
U・S様にいただいた疑問・ご質問
Q. 途中まで自分で貼ってしまったのですが、そこからでも相談できますか。
A. できます。U・S様も、玄関前の石張りをご自分で進めていらっしゃる途中でのご相談でした。貼る作業はそのままご自分で続けていただいて、切るところだけ近藤石材店にお預けいただく形で大丈夫です。
Q. 切ってほしい寸法は、どうやって伝えればいいですか。
A. 紙に書いていただくのが、いちばん確実です。U・S様も、石と一緒に寸法を書いたメモをお預けくださいました。手書きで構いません。石に直接、鉛筆で線を引いていただいても大丈夫です。
Q. 御影石と砂岩のように、性質の違う石をまとめてお願いしてもいいですか。
A. 大丈夫です。U・S様のときも、硬い御影石とやわらかい砂岩の2種類を一緒にお預かりしました。石によって刃の進め方は変えますが、まとめてお持ちいただいて構いません。石の種類と大きさ、切りたい寸法をお知らせいただければ、お受けできるかどうかお答えします。
執筆:有限会社近藤石材店 5代目 近藤洋(創業1925年・千葉県八千代市佐山1837-1・TEL 047-488-5054)