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雑草も地震も。土を入れ替えて免震で据え直した事例|四街道市 T・K様

この工事のポイント

ご相談前。雑草がお墓全体に広がっていた様子

施工前。抜いても抜いても草が生えてきました

施工後。石を敷き直し、石塔もまっすぐになった墓所

施工後。2年たっても草は一本も生えていません

四街道市のT・K様から、長年の雑草と、東日本大震災でずれてしまった石塔のご相談をいただきました。一度バラしてみると、見えない敷石の下に土が入ったままでした。墓所の土をすべて外に出して石を敷き直し、ずれていた石塔は免震を入れて据え直しています。工事から2年たった今も、草は一本も生えていません。

スコップで墓所の土を掘り出しているところ
墓所の土をすべて取り除いた状態

① 草の出どころを、土ごと外に出す

抜いても抜いても生えてくるのは、敷石の下に土が残っているからです。もうここまででいいだろう、と思うところからさらにもうひと掘り。処分費はかかりますが、土は墓所の中に戻しません。

外れた階段石を自社工場で磨き直したところ

② 外れた階段石は、磨いてよみがえらせる

土を取っているうちに、親柱と階段石が自然と外れました。どうせ外れたのならと工場へ持ち帰り、黒ずんでいたところを磨き直しています。ここだけ汚れたままでは、全部きれいになった最後に悪目立ちします。

仕上げた土台の上に免震で石塔を据え直しているところ

③ 石塔は、いちばん最後に免震で据える

下地が固まらないうちに石塔を載せれば、また傾きます。敷石まで仕上げきってから、最後に据えました。この工事が、近藤石材店で免震を本格的に取り入れたいちばん最初の一件です。

工事データ
場所 千葉県四街道市
時期 2024年5月
工事 お墓のリフォーム(雑草対策と、震災でずれた石塔の据え直し)
主な工事 解体/墓所内の土の全撤去/水抜き穴/砕石の転圧/コンクリート/敷石の張り直し/階段石と親柱の磨き直しと取り付け/免震施工での石塔の据え直し
こんな方に 抜いても抜いても草が生えてくる方/震災でずれた石塔をそのままにしている方

「うちのお墓も同じかもしれない」と思ったら、スマホで今のお墓の写真を撮って、LINEで送ってください。写真を見て、どこに原因がありそうかをお伝えします。

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ここから先は、工事の中身を順番にお見せします。少し長くなりますが、完成したら見えなくなるところこそ、近藤石材店がいちばん力を入れているところです。

「草を見るのが、なんだか悲しくて」

「お参りに行くたびに、草ばかりで……」

四街道市のT・K様が、最初にそう仰っていました。しばらく行けないうちに、お墓が草に埋もれてしまう。抜いても抜いても、次に来たらまた元通り。ご先祖様に、なんだか申し訳ない。荒れたお墓を前にすると、手を合わせる気持ちにもなれなくて、と。

草むしりも、歳を重ねるほど体にこたえます。夏の暑い盛りに、汗をかきながら腰をかがめて。それでもきりがない。T・K様のため息が、私たちにはよく分かりました。

でも、これはT・K様のお手入れが足りないわけではありません。抜いても抜いても生えてくるのには、ちゃんと理由があるんです。


ご相談前のお墓。雑草がお墓全体に広がっていました

ご相談前のお墓。雑草がお墓全体に広がっていました

バラしてみて、分かったこと

一度お墓をバラして、中を見せていただきました。すると、見えない敷石の下に土が入ったままになっていました。表からは分かりません。でも、草はここから生えてきます。土がある限り、上でいくら抜いても、また下から出てくるんです。

石塔も、東日本大震災のときに少しずれていました。長い年月のあいだ、そのままになっていたそうです。T・K様が抱えていた「草」と「地震」、その両方の原因が、バラしてはじめて見えてきました。

土は、戻しません

近藤石材店は『お墓リフォームの専門家』です。お墓の本当の値打ちは、いい石を使うこと以上に「10年後の姿」で決まる、といつも思っています。

だから今回も、お墓の中の土をすべて外に出しました。処分費はかかります。正直、土を戻してしまえばその分は浮きます。でも、それをやると、また同じ草の悩みがぶり返す。私たちは、見えないところにこそこだわります。ポリシーとして、お墓の中に土は戻しません。(※構造上どうしても取りきれない古い土などは除きます)

スコップで、ひたすら掘り出していきます。もうここまででいいだろう、と思うところから、さらにもうひと掘り。土が少しでも残っていると、そこからまた草が出てくるんです。だから、しっかり取りきります。


お墓の中の土を掘り出しているところ(土取り)

土を、ひたすら掘り出していきます


お墓の中の土をすべて取り除いたところ(土取り完了)

お墓の中の土を、すべて取り除きました

そのうえで、水抜きの穴をあけました。雨のあとも水がたまらないように。水はけが良くなると、お参りもしやすくなります。


水抜きの穴をあけているところ

水がたまらないように、水抜きの穴をあけます

土の代わりに、砕石を入れてしっかり締めていきます。土を絶って、砕石で固める。これで草の出どころそのものがなくなります。


土の代わりに砕石を入れて締めているところ

土の代わりに砕石を入れて、しっかり締めます

外れた階段石を、磨いてよみがえらせる

じつは、階段の石を外すことは、最初の金額のご相談のときには入れていませんでした。ところが土を取っているうちに、親柱と階段石が二本、自然と外れてしまったんです。

どうせ外れたのなら——と、工場に持ち帰って磨き直すことにしました。よく見ると、黒ずんで汚れているところがあって。そのままにしておくと、全部がきれいになった最後に、そこだけが悪目立ちしてしまう。それは嫌だな、と思ったんです。


外れた階段石を磨き直したところ

外れた階段石は、自社工場で磨き直してよみがえらせました

磨くと表面はつるっとしますが、雨くらいでは滑りません。それより、いつお参りに来ても石がきれいに見えるほうがいい。5代目の私は、そう思って磨きました。

外れていた親柱も、きちんと取り付け直しました。細かいところですが、こういう一つひとつが、仕上がりの気持ちよさになります。


親柱を取り付け直しているところ

ずれていた親柱も、取り付け直します

土台を、ぴしっと仕上げる

敷石の下は、コンクリートを打って固めます。ここまでやって、はじめて土と完全に縁が切れます。手間はかかりますが、これが「もう草に悩まない」への近道です。


敷石の下にコンクリートを打っているところ

敷石の下は、コンクリートを打って固めます

その上に、石を一枚ずつ、水平を見ながら敷き直していきます。


敷石を取り付けているところ

その上に、石を一枚ずつ敷き直します

敷石が入って、お墓の足元がぴしっと決まりました。土台はこれで完璧です。


敷石が完了したところ

敷石が完了。足元がぴしっと決まりました

石塔は、いちばん最後に据える

ここまで土台を完璧に仕上げてから、いよいよ石塔です。この順番には、ちゃんと理由があります。下地がしっかり固まっていないのに石塔を乗せてしまうと、また傾いてしまう。だから、敷石まできれいに仕上げきってから、最後に石塔を据える。急がば回れ、なんです。

ずれていた石塔は、免震を入れて据え直しました。実はこの工事、近藤石材店で免震を本格的に取り入れた、いちばん最初の一件です。震災のとき、多くのお墓で石塔が動きました。同じことを、次にまた起こしたくない。石塔の下に免震をかませて、揺れの力を逃がす。ミリ単位で高さと水平を合わせながら据えていきます。地味な作業ですが、ここが「10年後・20年後の安心」を左右します。


仕上げた土台の上に、石塔を免震で据え直しているところ

完璧に仕上げた土台の上に、最後に石塔を免震で据え直します

工事のあと、「長年の悩みが、やっと解決した」「気持ちよくお参りできるようになった」と、T・K様に喜んでいただけました。そして先日、うれしいご報告が。「工事から2年たつけど、草が一本も出ていないよ」と。土から絶ったから、草の出どころがない。これが「土を戻さない」の答えです。

もう、草むしりのために通わなくて大丈夫です。地震のたびに、石塔がずれていないかとひやひやすることもありません。長かった雑草の悩みから解放されて、お参りが気持ちのいい時間になりました。10年後も20年後も、ご家族が「いつも綺麗で助かるね」と手を合わせられる。次の代に、負担ではなく安心して引き継げる。そんなお墓になりました。

お墓の雑草や地震のずれでお困りでしたら、まずは一度、見に行かせてください。

施工前 → 施工後


ご相談前のお墓。雑草がお墓全体に広がっていました

施工前。雑草がお墓全体に広がっていました。


工事のあと。石を敷き直して、石塔もまっすぐに。見違えるようになりました

施工後。石を敷き直し、石塔もまっすぐに。2年たっても草は一本も生えていません。

🔨 5代目のひとこと

この工事は、うちで免震を本格的に取り入れた一番最初の一件でした。震災でずれた石塔を、次はもう動かさないようにしたくて。基礎の土を全部入れ替える作業は、正直かなり骨が折れました。でも、ここをやらないと草の悩みは消えません。土は戻さない。うちはそこだけは譲りません。2年たっても草が一本も出ていないと聞いて、やってよかったと思いました。

T・K様にいただいた疑問・ご質問

Q. 東日本大震災でずれた石塔も、今からでも直せますか?

A. はい、年数がたっていても直せます。今回のT・K様のように、免震を入れて据え直すこともできます。まずは現場を見せてください。

Q. 石を敷き直すと、雑草はもう生えてきませんか?

A. 絶対とは言いませんが、ぐんと生えにくくなります。大事なのは石の下の土を戻さないこと。T・K様のお墓は、工事から2年たっても一本も出ていません。

Q. 四街道市ですが、すぐ来てもらえますか?

A. 八千代市の自社工場から近いので、すぐ伺えます。まず見に行って、そのうえで金額のご相談をさせていただきます。

Googleの口コミでも、温かいお言葉をたくさんいただいていて、本当に励みになります。T・K様からいただいたお声も、下のページでご覧いただけます。

執筆:有限会社近藤石材店 5代目 近藤洋(創業1925年・千葉県八千代市佐山1837-1・TEL 047-488-5054)

お墓のことで気になっていることがあれば、まずは写真だけでも大丈夫です。今のお墓を見て、10年後もラクにお参りできる直し方を一緒に考えます。

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