一ヶ月後、「あと10個お願い」の電話が鳴った—使わなくなった庭石を樹木葬のお墓に大変身させた話|印西市 田久保植物園様
印西市の田久保植物園様からのご相談で、使わなくなった庭石を樹木葬用の一人石塔に生まれ変わらせました。庭石はそのまま置くだけではお墓になりません。八千代市にある近藤石材店の自社工場で、指定の大きさの通りに正確にカットして納品。その一ヶ月後、「あと10個ほどお願いしたい」と追加のご注文をいただいた事例です。
この石、もう使わないんだよなあ。
お庭や敷地の隅で、そんなふうに眠っている石、意外と多いんです。今回の主役も、まさにそんな庭石たちでした。
お声がけくださったのは、印西市の田久保植物園様。近藤石材店とは数十年来のお付き合いです。お話を伺うと、園にあるいろんな庭石を、樹木葬用の一人石塔に生まれ変わらせたいとのこと。
最近は墓じまいや樹木葬のご相談が本当に増えました。大きなお墓を建てるのではなく、木のそばに小さな石をひとつ。そんな供養のかたちを選ぶ方が増えています。時代ですね。庭で眠っていた石が、誰かの安らぎの場所に変わる。いい話だなあと思いながらお引き受けしました。
加工前 → 加工後

お預かりした加工前の庭石。長く使われずにいた石たちです
ここで大事なことをひとつ。庭石は、ただ置くだけではお墓にならないんです。
樹木葬の石塔には、決められた大きさがあります。自然のままの庭石は形も大きさもバラバラで、そのまま据えると傾いたり、ぐらついたり。だから底を水平に、指定の寸法の通りに切ってやる必要があります。
ただ、自然石には平らな基準の面がありません。そのまま機械にかけると切り口が斜めになってしまう。そこで専用の台にしっかり固定して、水平を出してから刃を入れます。この一手間があるから、不揃いな石でも寸法通りに、まっすぐ切れるんです。

八千代市の自社工場で、切断機の台に据えていきます

形の違う自然石も、しっかり固定して水平を出します

指定の大きさの通りに、慎重にカットしていきます
石の自然な表情はそのまま。切るのは必要なところだけ。こういう一つひとつ形の違う石の加工ができるのは、近藤石材店が八千代市に自社工場を持っているからです。

カット完了。庭石が、樹木葬用の石塔に生まれ変わりました

お引き渡しのとき。切り口の正確さを喜んでいただけました
仕上がりをご覧になった田久保植物園様には、切り口の正確さを喜んでいただけました。ここまでなら、よくある話かもしれません。
本当に嬉しかったのは、その一ヶ月後です。
「あと10個ほど、お願いできる?」と、追加のご注文のお電話をいただきました。納めた石塔が実際に使われて、次が必要になった。この追加のひと声こそ、何よりの評価だと思っています。言葉でお褒めいただくのもありがたいですが、もう一度頼んでいただけるのが、石屋にとって一番の勲章です。
🔨 5代目のひとこと
数十年来のお付き合いのある田久保植物園さんからのご相談でした。使わなくなった庭石も、大変身です。時代ですね。庭石だって使い方はいろいろで、樹木葬用のお墓にも変身できます。ただ、そのまま置けばいいってもんじゃない。大きさの通りに正確にカットしてやらないとね。そしたら一ヶ月後に、また10個くらい追加の注文が入りましてね。ありがたいことです。
よくあるご質問
Q. 使わなくなった庭石を、お墓や石塔に作り替えることはできますか?
A. はい、できます。近藤石材店は八千代市に自社工場がありますので、持ち込みの庭石のカット・加工に対応しています。形や大きさによりますので、まずは写真だけでもお見せください。
Q. 庭石をそのまま樹木葬の区画に置くのではダメですか?
A. そのままではおすすめしません。樹木葬の石塔には決められた大きさがあり、自然のままの石は据えると傾いたりぐらついたりします。底を水平に、寸法通りにカットしてこそ、石塔として安心して置けます。
Q. 複数の石をまとめて、同じ寸法にそろえて加工できますか?
A. はい。今回の田久保植物園様も、最初の納品の一ヶ月後に約10個の追加のご注文をいただき、形の違う石をそれぞれ指定の寸法にそろえて加工しました。数がまとまる場合もご相談ください。
執筆:有限会社近藤石材店 5代目 近藤洋(創業1925年・千葉県八千代市)