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「名前の違う二件のお墓を一つにまとめられますか」—そのご相談から始まった、実家と嫁ぎ先を一つのお墓にした実例|八千代市 小林様

八千代市の寺墓地でのお話です。ご主人を見送られた小林様が、ご実家(大網家)のご両親のお墓と、嫁ぎ先である小林家のお墓を、一つにまとめたいとご相談くださいました。和型の石塔を、額面の広い洋型に変え、名前の違う二件の名前を並べて彫刻。石は、白は白でも、ただの白ではなく、お母様が大好きだった桜色の斑点が入ったG623を選ばれました。石塔には、お名前のほかに、お母様が大好きだった桜の花も彫りました。これから末永く守っていけるお墓にしました。

「名前の違う二件のお墓を、一つにまとめられますか?」—最初のご相談は、その一言から始まりました。

八千代市の小林様。ご主人を見送られたあと、嫁ぎ先の小林家のお墓と、ご実家である大網家のご両親のお墓、その両方をこれからお一人で守っていくことになったそうです。二か所を別々にお参りするのは、やっぱり大変で。「いっそ一つにできないでしょうか」と、ご相談に来られました。

ご両親のお墓を、娘さんである小林様が引き継ぐ形です。二か所が一か所になるなら、いっそ石塔も新しくしよう、というお話になりました。

悩んだのは、名前の違う二件を、どう刻むか、でした。今までの和型の石塔は、大網家一軒の名前を刻む形です。お名前を刻む面(額面)が狭くて、そこに大網・小林の二件分をきれいに納めるのは、正直むずかしい。無理に彫れば窮屈になってしまいます。

そこで、額面の広い洋型の石塔に変えることをお話ししました。一軒分の名前だけの和型よりも、名前の違う二件を並べて刻めること。それが、洋型を選んだ一番の理由です。横に広いぶん、これから先、代が変わってお名前を足していくときにも余白があって安心です。お墓は、建てて終わりではなく、これからずっと使っていくものなので。

石選びにも、小林様のこだわりがありました。選ばれたのは、G623という御影石。ただ、白は白でも、まっさらな白ではありません。よく見ると、白い地に桜色の斑点がぽつぽつと入っているんです。お母様がピンクをお好きだったと伺って、この桜色が差すG623にしよう、と。色から選ばれた石でした。自社工場で加工できるので、二件の名前の配りや彫りの深さも、細かく相談しながら決められました。

施工前 → 施工後

施工前の和型石塔(八千代市 小林様の墓地リフォーム)
施工前(和型の石塔)

じつは、敷石も一部やり直しました。和型のときは、石塔の後ろ側に敷石は要らなかったんです。でも洋型にすると、芝台(お墓の土台)が少しだけ前にせり出します。その前の部分が、ちょうど草の生える温床になっていて。一度きれいに外して、敷き直しました。ぜんぶ取り替えたわけではなく、必要なところだけの一部変更です。ついでに目地も入れ直して、隙間から草が出にくいようにしています。

古い敷石を外している作業
古い敷石を外していきます

敷石を足して据え付けている様子
敷石を足して、据え付けていきます

敷石を据え直した様子
敷石を据え直しました

外した芝台の掃除
外した芝台も、きれいに掃除します

彫刻文字のペンキの入れ直し作業
彫った文字に、ペンキを入れ直します

施工後の洋型石塔(八千代市 小林様・桜色のG623・桜の彫刻入り)
施工後(洋型・桜色のG623。名前のほかに、お母様が大好きだった桜の花も彫刻しました)

白い石に桜色の斑点がやわらかく差して、名前の違う二件が並んで刻まれました。そして石塔には、お名前だけでなく、お母様が大好きだった桜の花も彫刻しています。ピンクの石に、桜の彫り。お母様の好きなものを、二重に重ねたお墓になりました。

二件の名前を一緒に刻めると分かって、小林様はほっとされていました。これでお参りも一か所で済みますし、ご両親も、嫁ぎ先のご家族と一緒にお休みになれます。きれいになったお墓を前に、少し肩の荷が下りたようなお顔をされていたのが、私たちも嬉しかったです。

二か所を一つに、というお墓のご相談も、当店ではよくお受けしています。まずはお気軽に、お声がけくださいね。

🔨 5代目のひとこと

小林さんは、旦那さんを見送られたあと、ご実家の大網家のお墓と、嫁ぎ先の小林家のお墓、その両方をこれから一人で守っていくことになって。二か所を別々にお参りするのは大変だし、いっそ一つにまとめたい、とご相談いただきました。和型のままだと大網家一軒の名前で面が狭くて、名前の違う二件を刻むのは正直きつい。洋型なら額面が広いから、大網・小林の二件をゆったり刻めるんです。洋型にすると芝台が少し前に出るので、草の温床になっていた前の敷石も外して敷き直して、目地も入れ直しました。石は、お母様がピンクが好きだったと聞いて、白地に桜色の斑点が入ったG623を。名前だけじゃなく、大好きだった桜も彫らせてもらいました。ただの白じゃなくて、色も彫りもお母様の好きなもので選んでもらえたのは、嬉しかったですね。

よくあるご質問

Q. 名前の違う二件のお墓を、一つにまとめることはできますか?
はい、できます。今回のように、ご実家のお墓と嫁ぎ先のお墓を一つにまとめ、名前の違う二件の名前を並べて刻むことも可能です。お墓の場所やお骨の数によって進め方が変わりますので、まずは現場を見せていただいてご相談します。

Q. 石塔に、花などの模様を彫ることはできますか?
はい、できます。今回は、お母様が大好きだった桜の花を石塔に彫刻しました。自社工場で加工しているので、彫る場所や大きさもご相談しながら決められます。故人の好きだったものを形に残せるのは、洋型の楽しみのひとつです。

Q. G623はどんな石ですか?
白い地に、桜色の斑点がぽつぽつと入る御影石です。ただの白ではなく、うっすらと桜色が差すのが特徴です。今回は、お母様がピンクをお好きだったことから、この色で選ばれました。

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執筆:有限会社近藤石材店 5代目 近藤洋(創業1925年・千葉県八千代市)

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