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「少ない予算だから、断られると思っていました」——材料だけお出しして、据えるのはご自分で。庭の飛び石7枚の事例|印西市 Y・H様

  • 千葉県印西市のY・H様。新しいお家の庭に飛び石を置きたい、でも枚数は7枚だけ、ご予算もそれほどかけられない、というご相談でした。
  • お話ししているうちに「材料だけお出しして、据えるのはご自分で」という形に。前の現場で余っていた石をサンプルにお持ちして、実物を見ていただきながら7枚を決めました。
  • 据えるのはY・H様ご自身です。土のままだったお庭に、これから少しずつ道ができていきます。

「断られると思っていました」

お電話をいただいたとき、Y・H様は少し遠慮がちでした。

新しいお家の庭に、飛び石を置きたい。でも必要なのは7枚だけ。しかも、そんなにご予算をかけられるわけでもない。「こんな小さな注文なので、断られてしまうんじゃないかと心配で」と仰っていました。少ない予算で工事までしてもらうのは無理だろう、とも思っておられたそうです。

ホームページの口コミを読んで、ここなら聞いてみてもいいかな、と思ってくださったそうです。ありがたいことです。

お庭を見せていただきました。おうちの新築に合わせて外構は仕上がっていて、フェンスも土留めもきれいに入っている。でも真ん中は、まだ土のままでした。

印西市 Y・H様のお庭。外構は仕上がっているが、中はまだ土のままの状態
ご相談をいただいたときのお庭。外まわりは仕上がっていて、中だけが土のままでした。

7枚は、小さな仕事ではありません

石屋に頼むのは大きな工事のときだけ、と思われている方は多いです。実際、そう感じさせてしまっているのは私たちの側の問題だとも思っています。

でも、7枚は7枚です。そのお庭にとっては、たった7枚で毎日の歩く場所が決まります。

近藤石材店は、お墓リフォームの専門家です。ふだんは墓所の工事が中心ですが、石を選ぶという仕事の中身は、庭でもお墓でも変わりません。10年後にどうなっているかを見て選ぶ。それだけです。

では、材料だけお出しします

ご予算のお話をしているうちに、自然とその形になりました。

「材料だけお出しして、据えるのはご自分でやられますか」。どちらが言い出したというより、話しているうちにそこへ落ち着いた、という感じでした。

石は、大きさと厚みで値段が変わります。工事まで含めると、どうしてもそのぶん膨らみます。でも据えるのをご自分でやられるなら、限られたご予算のほとんどを石そのものに回せます。同じ金額でも、残るものの質が変わってくる。

ご自分でやりたい、というお気持ちを止めることもしませんでした。新しいお家の庭を、自分の手で作っていく。いいなあ、と思いました。

お庭の広さと、どこからどこへ歩きたいか。それを伺えば、必要な枚数はだいたい見えてきます。7枚に決まりました。多めに勧めることはしませんでした。

そのサンプル、前の現場で余った石でした

石は、写真と実物がいちばん違うものの一つです。カタログでは赤みが強く見えても、日の当たる庭に置くとずいぶん落ち着いて見える。逆のこともあります。濡れたときの色も、乾いているときとは別ものです。

だから、サンプルをお持ちしました。7枚だからサンプルは省く、ということはしません。

正直に書きます。お持ちしたのは、少し前に千葉県のF・T様のお宅で玄関アプローチと庭の飛び石を敷かせていただいたときに、余った石でした。インドネシア産のスリ鉄平という石です。赤みのある茶色で、割れ肌のまま使うので、一枚として同じ形がありません。

石は、余ると処分することになります。運び賃も処分費もかかりますし、何より、まだ使える石を捨てるのは気持ちのいいものではありません。近藤石材店は、使える石は使います。お墓のリフォームでも同じで、まだ何十年も使える石を、見た目が古いというだけで建て替えることはしません。

工場の隅に置いてあった石が、そのままY・H様のお庭のサンプルになりました。実物を庭に置いて見ていただけて、余った石も活きて。ちょうどよかったな、と思っています。

同じスリ鉄平を実際に敷いた様子は、こちらでご覧いただけます。別のお客様(千葉県 F・T様)の玄関アプローチですが、据えたあとの色や表情の参考になると思います。 → 玄関アプローチの敷石・庭の飛び石|千葉県 F・T様の施工事例

飛び石で、大事なのは大きさと厚み

飛び石を選ぶとき、私たちが見ているのは主に二つです。

一つは大きさ。両足がしっかりのる大きさかどうか。ホームセンターで並んでいる小ぶりな飛び石は、片足しかのらないことがあります。片足で乗り継ぐ歩き方は、若いうちはいいのですが、荷物を持っているときや、歳を重ねてからは思いのほか歩きにくくなります。

もう一つは厚みです。飛び石の下は土です。土は雨のたびに締まったり緩んだりを繰り返すので、薄い石を置くと、沈んだり、踏んだ拍子に割れたりします。

実はこれ、お墓でも同じことが起きます。土の上に直接置かれた灯籠が、長い年月のうちに片側だけ沈んで傾いてしまう。私たちがリフォームの現場で何度も見てきた景色です。庭の石も、原因はまったく同じところにあります。

今回は、石を見に行きませんでした

F・T様のときは、仕入れ先まで石を見に行きました。飛び石は一枚ずつ形が違うので、実際に並んでいるものを見て、これとこれ、と選んで買ってきます。

今回は、行きませんでした。同じスリ鉄平で、前回そうやって選んでいるので、どういう石が来るかが分かっていたからです。Y・H様からも「お任せします」と言っていただけました。

何度も取り引きをしている仕入れ先です。今回も、しっかりした石が届きました。7枚のうち、余っていた石で間に合う分はその石を使い、足りない分だけ取り寄せています。同じ石ですから、並べても違和感はありません。

お届けした日の写真が、こちらです。

印西市 Y・H様のお庭に納めた、インドネシア産スリ鉄平の飛び石7枚
お庭にお納めした飛び石7枚。据えるのはY・H様ご自身です。

ここから先は、Y・H様の手で

石はこれから、Y・H様が決めた場所に一枚ずつ収まっていきます。仮に並べて、実際に歩いてみて、少しずらして。その時間ごと、お庭になっていくのだと思います。

石は、10年経っても20年経っても、そこにあり続けます。木は育ち、下草は変わっていきますが、石だけは変わらない。だからこそ、最初に選ぶ一枚が効いてきます。

「とても親切で、安心してお願いすることができました」と仰っていただけました。7枚のご相談でそう言っていただけたのが、いちばん嬉しかったです。

施工前 → 施工後

飛び石を入れる前のお庭。中は土のまま

施工前。土のままだったお庭。

お納めしたスリ鉄平の飛び石7枚

お納めした飛び石7枚。ここから庭になります。

🔨 5代目のひとこと

Y・H様は新しくお家を建てられたばかりで、庭に置く飛び石を7枚だけ探しておられました。少ない予算で施工までは頼めないだろう、断られると思っていた、と仰っていて。そんなことはないんです。話しているうちに、じゃあ材料だけお出ししてご自分で据えますか、という形に落ち着きました。持って行ったサンプルは、前の現場で余った石です。捨てるくらいなら見ていただいたほうがいい。結果的にそれが良かったみたいで、逆に助かりました。今回は石を見に行っていません。前に同じ石を選んで買っているので、どういうものが来るか分かっていましたから。自分で置いた石は愛着が違いますので、それがいちばんいいと思います。

Y・H様にいただいた疑問・ご質問

Q. 予算があまりないのですが、飛び石を7枚だけ買いたい。石屋さんに頼んでもいいのでしょうか?

A. もちろんです。近藤石材店では、枚数の少ないご相談もお受けしています。ご予算が限られている場合は、今回のように材料だけお出しして据えるのはご自分で、という形もあります。まずはご予算をそのままお聞かせください。

Q. 石のサンプルは、家まで持ってきてもらえますか?

A. お持ちします。石は写真と実物で色の印象がかなり変わりますし、お庭に置いてみないと分からないことも多いので、実物を見ていただくようにしています。印西市、八千代市、船橋市、千葉市、四街道市のあたりでしたら、現地確認もご相談も無料です。

Q. 自分で据えたいので、石だけ売ってもらうことはできますか?

A. できます。今回のY・H様も、石だけお納めして、据えるのはご自身でされました。据え方でご不明な点があれば、そのときもご相談ください。

Y・H様のお客様の声を読む ≫

執筆:有限会社近藤石材店 5代目 近藤洋(創業1925年・千葉県八千代市佐山1837-1・TEL 047-488-5054)

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